忍者ブログ
ここは齢200歳を超えるもののけの「Ki-Tsu-Ne」が、世界にむけて有ること無いことを発信するサイトです。
おひまなら見てよね
運営費をねじり出すため、クリックして下さい


バンダイチャンネル
AEON BIKE
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新トラックバック
最新コメント
[03/15 マナサビイ]
[09/03 Ki-Tsu-Ne]
[09/03 白くじら]
[08/24 Ki-Tsu-Ne]
[08/24 マナサビイ]
ランキング参加中
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ にほんブログ村 その他日記ブログ 愚痴・ぼやきへ
プロフィール
HN:
Ki-Tsu-Ne
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ここは齢200を越えるもののけ「Ki-Tsu-Ne」が、とある山にある小さな祠から世界に向けてあること無いことを発信する場所です。

このサイトへのリンクはフリーです。というか、バンバン張ってちょうだい!!
拍手ください
お便りはこちら
メールアドレスです
メールをされる場合は ↑ をクリック
メーラーが立ち上がります
アーカイブ
カウンタ
[2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

紀元前1万年

新たなシナリオのネタの金鉱発見!
でもこの一作でおじゃん!
好きなように話を作れたはずなのにもったいない


こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

この映画のタイトル、何となくSF映画っぽい感じがします。年数で示されるタイトルは、無機質な雰囲気になるのでそう思うのかもしれません。
でも、この映画。SFでは全く無く、原始時代を背景にしたものです。しかも、有史以前のどのあたりの話かは判りません(古代エジプトっぽい感じはしますけどね)。

物語の時代背景は、巧い所を見つけたと思います。有史以前ならば、映画の製作者は時代考証にあまり縛られずに好きな話を繰り広げられるわけですから。

ストーリー自体は単純で、恋人や自分の部族の仲間をさらわれた仲間を助ける為に、人さらい達を追いかけていくうちに、圧政を強いている巨大な国を倒すために戦いを挑む事になるというものです。まあ、ありきたりなお話ですね。

でも、ここでほぼフリーハンドに使える時代背景を生かせば、楽しいエンターテイメントを展開出来たはずなのですが、いかんせん。なぜこの時代を使ったのか判らないくらい間延びしたものになってしまいました(サーベルタイガーなんて出てきたけれども、活躍はほんの少しだけでしたし)。

せっかく好き放題を出来る背景を見つけたというのに、もったいない事です。これで巧い作品を作りさえすれば、「プラトーン」以降のベトナム戦争モノのように、いくつでもお話が作れたというのに。今回は映画そのものの出来よりも、そちらの方が気になりました。


紀元前1万年(公式HP


監督:ローランド・エメリッヒ
出演:スティーヴン・ストレイト/カミーラ・ベル
   オマー・シャリフ/クリフ・カーティス
2008年4月公開 米国製作
PR

非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

(今回の映画は寸評無し なにしろ観ていないので)

こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

すみません、先に謝っておきます。

私のサイトは、映画の紹介をする場合、映画を観た感想か、観ていなくても近いうちに観ることを前提にしています。しかし、今回ばかりは私に時間の余裕が無いせいで、観ることは出来ないでしょう。

けれども、私がそんな状態なのになぜこの映画の紹介をしようと思い立った訳は、この「ヘンリー・ダーガー」という画家の絵に衝撃を受けたからです。

ヘンリー・ダーガーとは、アウトサイダーアートに分類される画家です。
彼は1972年に81歳の生涯を閉じたのですが、総原稿用紙数15000ページにも及ぶ小説「非現実の王国で」と、その小説の為の挿し絵を300枚以上も製作していたのです。
しかもそれらの作品は、彼が亡くなる直前に、彼が住む部屋のオーナーによって発見されました。

彼は生前、病院の掃除夫を勤めていましたが、結婚はおろか人付き合いもほとんど無く一生を過ごしました。彼が製作した作品群にしても誰かに見せる事も、どこかに発表する事も無かったそうです。

しかし、15000ページの小説とは想像を絶する分量です。最近私が紹介した「ドグラ・マグラ」でさえも、日本語と英語の違いは有りますが、1500ページ(一桁少ない)程度です。それでも、「ドグラ・マグラ」は1cm程の厚さの文庫本が上下2冊程の分量になります。「非現実の王国で」が途方もない物だという事がお解りになるでしょう。

さらに、挿し絵の方です。絵の方はこの映画の公式サイト(リンクはここ)に有ります。しかし、私はこの絵を何も考えずに観てもらうのには少し抵抗が有ります(作品の紹介をしようとしているのに矛盾するような気もしますが)。この下に絵の感想を書くので、それを読んでから絵を観ても良いかも知れません。

絵の第一印象は、アンディ・ウォーホルのポップアートにも通じるものが有ると感じました。少し調べたらその理由が解りました。絵画に関する教育を全く受けなかったダーガーは、写真をトレースする事でこれらの絵を作り上げたそうです。ウォーホルも版画の素材として写真をそのまま活用していたようなので、雰囲気が似てくるのも解る気がします。しかし、ウォーホルよりも先に同じような手段をこのダーガーが使っていたかも知れないと思うと、私は驚きを隠せません。

しかし、もう少しダーガーの絵を観ていると、何故か居心地の悪さを感じます。それは多分、女の子達が悪魔に襲われたり、兵隊達に追われる絵でさえも、当の被害者の女の子達がまるで学校の友達どうしとおしゃべりしたり、ふざけあっているようにも見えるからでしょう。子供達にとっての日常と、死と恐怖という非日常とがアンバランスに混じりあっているせいで、私は妙に引きつけられてしまいます。

そして、これらの絵からは妙にエロチックな感触が漂ってきます。たしかにダーガーの絵には裸の女の子が数多くでてきます。しかもその女の子にはペニスが付いてたりするせいで色々物議を醸し出している事も知っています。でも、ダーガーの絵は女の子が裸かどうかという事に関わらず、危ない匂いがつきまとって来ます。単に女の子がこちらに向かって微笑んでいるだけでもなにかいけないものを見てしまったような気にさせられます。もっとも、それだけ大きなインパクトを与えられるからこそ、作品発表を全くしなかったダーガーの絵が芸術的だといえます。

さて、この謎に包まれたダーガーに関するドキュメンタリーとして作られた映画が、この「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」(公式サイト)です。この記事を読んでダーガーに興味を持たれた方、私よりも余裕が有る方は、この「ヘンリー・ダーガーの謎」を観て下さい。そして、出来れば私に感想を教えて下さい。

最後に、'07年に東京の原美術館にて開かれたダーガーの展覧会の様子についてかかれた記事のリンクを紹介します。そちらの方も是非ご覧下さい。
JDN(ジャパンデザインネット)東京アートレビュー

『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』(公式サイト)

監督:ジェシカ・ユー
ナレーション:ラリー・パイン、ダコタ・ファニング

シーモンスター

タイトルはB級パニック映画っぽいですが、教育映画です
最近アメリカでは3D映画が流行っているというので、ちょっと拝見
見終わったら、何となく賢くなった気になります

こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

最近、なかなか興味がわく映画に当たらずフラストレーションがたまっています。春休みは話題作が公開される時期のはずなのに、どうも良さそうな物が見つかりません(『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』という作品は、映画よりもダーガーという人物が非常に気になりますが)。

そんな中、私はこの「シーモンスター」を見に行ってきました。この映画を選んだわけは、「シーモンスター」といういかにもB級なタイトルと、3D映画だという所で。多分「ネッシーみたいなのとかフライング・フィッシュとかが目の前まで襲ってきたり、金髪でボインボインなおねえさんがキャーキャー声をあげながら立体で逃げ回る」と勝手に思いこみ、話のネタにでもしようと思いたった訳です。あと、入場料が1300円と安かったし。

券売場で入場券を買うと、一緒に3D用メガネを渡されました。


popなデザインのサングラス風


昔の3Dメガネは左右に赤と青のセロファンが張られていましたが、最近は一見サングラス風になっています。技術の進化はすごいものですね。

映画の内容は、今から約8500万年前に生きていた海に棲んでいた恐竜達の生態を解説したものです。残念ながらボインボインは出ません。その代わり、観終わった後は何となく頭が良くなった気になれます。出てきた恐竜の名前なんか全然覚えていませんが

しかし、なぜ日本では3D映画というのは流行らないんでしょう?日本の場合、映画は芸術だという意識が強すぎるからかも知れません。アメリカあたりだと、映画は大衆の娯楽であり、3D映画は観客が楽しむための一つの手段として受け入れられているのでしょう。でも、日本では3D映画はイロモノと考えられているのでしょう。表現手段として、結構面白いと思いますけどね。もったいない事です。

シーモンスター(公式HP

犬と私の10の約束

良くも悪くも犬を主体にした映画
犬は良いよ うん 犬は良い
10歳児は大号泣の感動作品

こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

この時期は上映映画の切替時期なのか、新規公開になる映画があまりありません。で、また、なんとなくこの「犬と私の10の約束」を見てきました。

この作品、「犬の十戒」と呼ばれる文を元に物語が作られています(犬の十戒はここ)。犬の十戒というものは、要するに、犬を飼う時の心構えを犬の視点で書いたものです。

まあ、お話自体はとりたてて大きな仕掛けは有りませんでしたが、やはり、主人公(犬?)のソックスが可愛い。犬の十戒では有りませんが、犬というのは主人に一途なのだなと思うと、そこがまた可愛く思えてきます。

犬を主人公にした映画の場合、その犬が寿命で力尽きる所でラストを迎えるものが多いのですが、この作品もこれと同じパターンです。
私のようにいろんな物語を見慣れてきた身には、筋書きが見えていたので、あまり感じる部分は有りませんでしたが(むしろ犬の飼い主が精神的に苦しい時に、どうやって犬と一緒に乗り越えたかの場面の方が好感が持てました)、こういう話に免疫のない小学校中学年くらいの子供だと号泣する子も出たりで、なかなか興味深かったです

犬と私の10の約束(書籍版の犬の十戒です)

犬と私の10の約束(公式HP)
監督:本木克英
出演:田中麗奈/加瀬亮/福田麻由子/池脇千鶴/豊川悦司

ジャンパー

テレポートの演出がスマート
主人公が超能力者の癖にヒーローじゃ無い
スピード感が有って飽きさせない

今日('08.3.1)は毎月1日の映画の日です。この日は映画の入場料が1000円になります。で、せっかくなのでおもしろそうな映画の席を予約したかったのですが、特に目立つものはこの「ジャンパー」くらいしか無かったのでとりあえずコレを取りました。でも、その後で「エリザベス:ゴールデン・エイジ」というのが来ていたのを見過ごし、「しまった」と感じました。けれども、実際は意外な拾い物だったようです。

ストーリー自体は、特に主人公が自分の能力に目覚めるまでは、エスパー物によく有りがちな展開です。でも、物語の運び方が、テレポート能力の演出を含めてスマートにテンポよく進む所が小気味良いです。

それと、普通は主人公が超能力者の物語だと、その主人公は大抵「正義の味方」なのがお約束のはずなのですが、この映画の場合は超能力を持っている事以外は普通の人である所も好感が持てます(生活の為に銀行に盗みに入るのはどうかとも思いますが)。

お話を楽しむと言うよりは、テレポート能力の映像を楽しむ事にする方が良い「ジャンパー」ですが、作品中には次回作への伏線が結構張られています。この映画の関係者は続編製作にはかなり意欲的なのでしょう。この作品の主人公の「ヘイデン・クリステンセン(ダース・ベーダーだ)」と、ヒロイン役「レイチェル・ビルソン」は、実生活でも交際中なのだそうです。スパイダーマンのようにパート2製作時には別れいたという事が無ければ良いですね。

ジャンパー(公式サイト
2008年3月公開 米国製作
監督:ダグ・リーマン
出演:ヘイデン・クリステンセン/レイチェル・ビルソン
サミュエル・L・ジャクソン/ジェイミー・ベル/ダイアン・レイン

13号倉庫跡

こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

私は時々、映画に関する話題を扱っているサイトを物色する事が有ります。私のこのサイトも一応映画サイトだと謳っているせいもあるのでしょう。

そんな中、こんなサイトを見つけました。

13号倉庫(リンクはここ

ここは2004年に閉店したビデオショップ「13号倉庫」のサイトです。閉店記念の自主制作CMなどという物も有り、もの悲しさを漂わせつつもユーモアを忘れさせない作りになっています。

このサイト自身はあまり更新が行われていないようですが、ここの主宰者が別に開いているブログサイト「日日是好日」(リンクはここ)は、主宰者の映画レビュー(単館系のものが多い)等も多くエントリーされています。これらを見ていると、主宰者の映画への愛がひしひしと伝わってきます。

「13号倉庫」は、映像用記憶媒体がVHSからDVDへと移行していく時期に閉店されてしまったようですが、DVDに続く次世代の映像媒体がブルーレイディスク(BD)に決まった事を思うと、VHSあたりで製作された無名ながらもすばらしいコンテンツがまた淘汰されていくような気がして、少し寂しい気がしました。


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne