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ハリー・ポッターと謎のプリンス

話の内容が無い割には盛り上がる
Half Blood Princeは彼だったのか・・・
最終巻が二部作というのはツライものがある


こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

ここ近年で最も良く売れた小説「ハリー・ポッター」。小説は最近、最終巻の7巻が日本でも発売されましたが、映画版のハリー・ポッターは小説の6巻目に当たる作品が公開されました。

小説版のハリー・ポッターは、最終巻へのつなぎとも言える内容で、全体的には盛り上がりに欠ける内容なのだそうです(Ki-Tsu-Neは未読です)。最終巻に向けていろいろ伏線を張っているからなのでしょう。映画版も1,2作目あたりと比べると話しの内容は薄いのですが、映画には「映像と音」が有る分、見応えは有りました。

小説を映像化する場合、小説のページ数は100ページ位が丁度良いという話しを聞いた事が有りますが、今回の作品の場合、小説自体の内容が少ないせいで映画化をする際には余裕が出来たのでしょう。

この映画のエンドロール。一番最後に次回作(最終巻ですね)の公開予定時期が表示されるのですが、私はそれを観て驚きを隠せませんでした。というのも・・・。
・第一部 2010年11月公開
・第二部 2011年8月公開
と二部作になっていたからでした。2つに分けるのは勘弁して欲しいとも思いましたが、ハリー・ポッターシリーズの謎を解き明かし、大団円を迎えるにはこの位の尺が要るのでしょう。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(公式HP
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻

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目は大事です。 (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 目は大事です。
「視力は良いですか?悪い人はコンタクトですか?メガネですか」
こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

視力は、248歳の割には良い方です。
悪くなった場合は、メガネでしょうね。
コンタクトは何となく怖い感じがしていけません。
(もののけのクセに怖がり)

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

コミックから離れたお陰で良いスピンアウトになった
サブキャラはみんな死んじゃう
ウルヴァリンの外伝が沢山出来るんだろなあ


こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

X-MENシリーズの最新作は、X-MENのメインキャラクター「ウルヴァリン」に焦点を当てた物です。メインシリーズではこのウルヴァリン。身体の骨に金属を注入された上に、彼自身には記憶が無いという設定なのですが、この作品ではなぜこのようになったかが描かれています。

しかも、コミックからは離れた話(だと思いますが)のせいか、マンガのような展開にならず、普通のSFアクション映画として観る事が出来ました。

物語の時代背景は、ベトナム戦争時からスリーマイル島が出てくるあたりまでの'70年代中盤から終わり頃で、話しに出てくるハイテク装置などが年代的にギリギリの線で説得力を出していたのが印象に残りました。

この映画に出てくるわき役は大半が死んでしまいます。メインシリーズでのウルヴァリンは、過去の記憶が無いという設定なのですが、記憶が無いのと同時に彼を知る人がいない事にする為、こういう話しの展開にしたのでしょう。でも、娯楽作品でメインのキャラクターが死んでしまうのはちょっと悲しいものが有ります。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(公式HP

みかん intercity編

20090923A.jpg
一個30円だったかな?

このお菓子はそんな駅売りのみかんをイメージしたものなのでしょう。3つにくびれたオレンジ色の容器を緑の編み目が印刷されたフィルムでパッケージした姿は「在りし日の冷凍みかん」を思い出させます。

私は、つい、この「冷凍みかんに似たもの」を2、3個掴み、レジで精算を済ませると、その足で上の階にあるプラットフォームに上がりました。

夜も更け、この西日本随一のターミナルとも言われる梅田駅も、未だ多くのマルーンカラーに塗られた列車が止まっているものの、既に乗降客はまばらである。私は赤地に白く「特急」と書かれた車両に乗り込んだ。

列車の混み具合は、座る事は出来るが、自分の好きな所には座れないと言った所。一日の疲れもピークに達していたので、適当に空いている席に腰掛けた。

座席は2人がけの席に仕切られた「ロマンスシート」と呼ばれる形式である。家族連れなどが使う場合、シートの一方を反対側に倒して、グループが向き合うように座る事も出来るのだが、平日も夜遅く、仕事帰りのビジネスマンしか居ない中、わざわざシートを倒す乗客も居ない。

私の隣には既に先客が居た。年の頃は50前後か。彼も疲れ果てているのか窓に頭をつけ、口を開け、さらに斜めにだらしなく座ったまま眠っていた。

「この人も疲れているのだろうな」。こんな時間にやっと家路に就けるのだから、昼間は大変な仕事を抱えているのだろうなと思った。しかし、疲れ果てているせいなのかもしれないが、体を私の方に押しつけてくるのは勘弁して欲しいとも思った。

ひとまず腰を落ち着けた所で、さっき買い入れたお菓子を開けた。中には直径3mm程のオレンジ色の粒菓子が入っていた。私はそれをいくつかてのひらに乗せ、一遍に口に放り込んだ。

ボリボリボリッ
口に入れたお菓子を噛みしめると、ラムネ菓子が私も驚くほど大きな音をたてて砕けた。

その瞬間、隣の席で寝入っていた客が目を覚まし、こちらをじっとにらみつけた。よほど私のたてた音が大きかったのだろう。その目にはわずかに怒りの色が付いているようにも見えた。しかし、その様子も長くは続かず、すぐに表情がだらしなく緩んだしたかと思うと、そのまま目をつむり、夢の中へ旅立ってしまった。

私は細心の注意を図りながら、この小さな粒を噛み砕いていった。ポリポリ、ポリポリ。

ターミナルを静かに走り出した特急電車は、都会の喧噪を抜け出し、漆黒の闇を切り裂いて行った。

みかん 旅情編

梅雨も終わりがけに達し、もうすぐ本格的な夏に入ろうとしている陽の日差しが背中を照りつける。宇野駅を出発した連絡船は丁度一時間をかけて到着する。私は今、高松駅の浅橋にたどり着いた所だ。これからむこう側に有るホームに向かい、長い旅の続きに入る事となる。

乗りこむ列車は特急・南風号。すでにホームに入線済みの列車は乗客を乗せ始めている。車両型式はキハ181系と呼ばれるものだ。5・6年程前に、「南風」を高速化するために導入されたらしい。しかし、今時1000km余りを7時間半ほどで結ぶ超特急も有るというのに、終点の中村までせいぜい200kmの距離をこの先4時間余りもかけて行くと思うと、我ながら呆れる所である。

座席は2人がけの席に向かい合って座る「ロマンスシート」と呼ばれる形式である。自由席に乗り込み、空いている席に着くと、向かいには二人連れ母娘がすでに座っていた。小学校あたりはほんの2・3日前に夏休みに入ったばかりである。多分母親の実家へ帰省する所であろう。娘さんの年の頃は7・8歳くらいか。つるんとした丸い頬に、大きくてつぶらな瞳。髪の毛は少しウェーブのかかった栗色である。服装は、淡い水色でフリル付きのふわっとしたものである。文字どおりフランス人形のようだ。
その子は出発まで待ちくたびれたのか、席を立ち上がり、車窓に顔をよせて何気なしに外を眺めていた。しかし、彼女はふと、顔をこちらに向け、私に向かって微笑んだ。私もそれにつられて微笑を返した。

出発から1時間。松山方面との分岐点であり、四国山脈への入り口となる多度津の駅を過ぎた頃。弁当や飲物の車内販売がやってきた。「そういえば朝から何も食べてないな」万年金欠の中での貧乏旅行であるが、まだ目的地までかなり時間がある。ここで腹ごしらえをするため車内販売のワゴンを止めた。

ワゴンの中を覗く。定番の幕の内が2・3種類。ティーバックで入れたプラスチック容器入りの緑茶。緑色で真ん中がくびれた瓶がおなじみのコカ・コーラ。いつもの事だが、あまりかわりばえのしないメニューである。
その中に私の目を引く物が映った。それは長さが20cm程で、一見すると橙色の丸い棒にも見える。所々にくびれが有り、その物体は凍っているようにも見える。凍っていて当然である。その物には「冷凍みかん」と書かれた紙が入っていたのだから。

冷凍みかんは赤いナイロンのネットに5つ縦並びに入っていた。みかん自体は何もめずらしいものでは無い。冬には私も炬燵の中でよく食べているから。しかし、いくら冷凍とは言え、この暑いさなかにみかんを見るのは初めてである。私はもの珍しさから冷凍みかんを1袋手に入れた。

ネットの中からみかんを1個取り出してみる。やはり凍りついているので外の皮はむくことが出来ない。冷たい思いをしても仕方がないので、しばらく置いておく事にした。車内には冷房などという洒落た設備も無いので、みかんはすぐに融けるだろう。

解凍している間、時間もたっぷり有るので、みかんを観察してみる事にした。大きさはゴルフボールよりも少し大きめ。しかし、色はやや黄みが強いオレンジ色で、何より傷が無い。私はみかんをよく食べるほうではあるが、大概安いものを食べているせいか、もっと色が悪く不格好なものしか見たことがない。この冷凍みかんのために良品が選りすぐられている。これは加工した果物でもおいしく食べられるようにするための配慮なのだろう。なかなか贅沢ではある。

みかんの皮に付いていた霜も完全に消えた頃、私はみかんをむき始めた。外側の皮をむき、中の実を一袋はがしてみる。中身はまだ凍っている。しかし、氷のように冷たく固いわけでは無く、しっとりとしてひんやりとした感じである。

国鉄・土讃本線の中でも風光明媚とされている吉野川の流れを眼下に望みながら私は先ほどむいたみかんを一口頬張った。かき氷の冷たい感触と、みかんの甘酸っぱさが口の中でひろがった。向かいの席でさっきまで外を見つめていた女の子は、こっちを不思議そうにして見つめていた。ディーゼルエンジンの野太い音を響かせながら列車は険しい山あいを進んでいく・・・。

私は、とある駅の売店で、これを見ながらそのような情景を思い浮かべながら立っていました。

20090923A.jpg

とっとり! #番外 めーてる!

こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。

番外編は帰りのバスでの事。

二日間にわたって行われた鳥取バスツアー。大人達はさすがに疲れはてている様子でした。しかし、疲れなど知らない一団がこの中に・・・。そう、子供達です。このくそやかましい元気充填120%の子供達を静かにさせるために、バスガイドさんはビデオを二本出してきました。一つは「ワンピース劇場版」。もう一つは「劇場版 銀河鉄道999」

銀河鉄道999と言えば、'79年に公開された松本零士原作のアニメーションです。お話は、主人公の星野鉄郎が謎の美女メーテルと一緒に銀河超特急999に乗って機械の身体をもらえる星に向かって長い旅をするというものです。

子供は大体6~7人。大半は男の子ばかりです。大多数の意見は「ワンピース」でした(そりゃ、お子様には知っているキャラの方が良いでしょう)。でも、その中で女の子が一人、どうしても999にして欲しいと願い出ていました。
理由は「怖いから」

多数決の論理ならば、ここは有無を言わさず「ワンピース」に決定なのでしょうが、このバスの男の子達は騎士道精神を発揮して彼女に選択権を譲りました。当然ビデオは999に決定です。

時は未来。場所は寒冷化の進んだ地球。この星のスラム街に住む星野鉄郎は、銀河鉄道の駅で999の無期限パスを奪おうとしますが失敗してしまいます。警察に追われ、絶体絶命の鉄郎。その時彼は謎の美女メーテルに救われます。しかも、彼女は鉄郎に999のパスを渡します。渡す条件は「一緒に999で旅をする事」。鉄郎は、彼女を守りながら旅をする事を誓ったのでした。
地球を出発した999は、土星の衛星「タイタン」に到着。しかし、鉄郎が駅から下りると突然賊の襲撃に合い、メーテルをさらわれてしまいます。
鉄郎も襲われるのですが、彼は近くに住む老婆に助けられ、介抱を受けます。そしてメーテルをさらった賊の事を聞いた上でこの老婆から銃を貰います。
鉄郎はメーテルを取り戻すために老婆の家から出発・・・。した所で・・・、バスはトイレ休憩のためにサービスエリアに入りました。

休憩が終わった所でガイドさんはビデオの続きを流そうとしたのですが、ここでどんでん返し。先ほどの女の子が「別のに替えていいよ」。バスの中の男の子達は大喜び。ビジネスパーソンの交渉術に大切な「Win-Winの関係」が彼らの中で成り立ったのです。

画面に映し出される「ワンピース」のロゴ。子供達は画面を食い入るように見つめ始めました。バスの中はアニメの台詞だけが聞こえる落ち着いた空間を取り戻しました。

しかし、私は近くの席に座っていた中年男性の一言を聞き逃しませんでした。

「メーテル、どうなったんや??」



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