超訳・日本語吹き替え版の存在理由は無い
妄想のような話が続くと思ったら・・・
昔の精神病患者の扱いが酷いのはどの国も同じ
こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
マーティン・スコセッシとレオナルド・デュカプリオのコンビが送る最新作が、このシャッターアイランドです。
ボストン湾の沖にある孤島「シャッターアイランド」。ここは精神異常を持つ凶悪犯罪者を収容する刑務所です。ここで、ある女性が失踪し、彼女の捜索をするために2人の連邦保安官が派遣されます。しかし、彼らのうちの一人、テディはこの島で何らかの陰謀が行われてると前々から考えていて、この件の捜査をチャンスに陰謀の正体を暴こうと決意していました。
彼らが島に着いてから、捜索は進められていくのですが、見ていると主人公テディの妄想に付き合っているような気分になって来ます。
この映画、日本語の吹き替えが自然な言い回しになるように注意し、人物の表情や動きに集中できる(超日本語吹替版と銘打っています)のをウリにしています。私は外国映画は字幕版で見る主義ですが、今回はあえて吹き替え版を見る事にしました。でも、この吹替、演出として効果が有ったかは解りません。正直、字幕版で十分な気がします。
私の愛読書「ドグラ マグラ」にも出てくるように、太古の昔から結構最近まで精神病患者には「治療」の名の元に死ぬ方がましな程の虐待が行われてきました。この映画の中にも悪名高き「ロボトミー手術」という言葉が出てきます。それを思うと、シャッターアイランドの所長さんは、非常に誠実な人として印象に残りました。
シャッターアイランド
(公式HP)
シャッター・アイランド
(単行本ではラストが袋とじになっていて話題になりました)
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