アナーキーなホームズ
謎解きは期待しない事
小気味よい活劇は今時のハリウッド風
こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
シャーロック・ホームズと言えば、19世紀から20世紀にかけてイギリスの小説家「コナン・ドイル」が作り上げた探偵小説の主人公です。
その風貌は、鹿撃ち帽にインバネス・コート、吸い口の大きく曲がったパイプを愛用し、立ち振る舞いは模範的な英国紳士というイメージが有ります。
しかし、この映画でのホームズは・・・。
毎日自宅に引きこもりつづけ、怪しい科学実験を繰り替えしたり、部屋の壁に向かって拳銃の試し撃ちを繰り替えしたり。ワトソンと共同で飼っているブルドッグに動物実験をしたり・・・。えらくアナーキーな人物として描かれています。
我々一般人が描くホームズとえらい落差が有りますね。でも、ホームズが始めて世に出たころ(緋色の研究)はこんなキャラだったそうです。
けれども、この映画のホームズは(元々の設定もそうなのですが)武闘派の面を前面に押し出しており、謎を思索するというよりは、不気味な敵と大活劇をくりひろげるといった感じです。
謎解きはほとんどありません。最初から悪い奴は誰か判っています。せいぜい殺人のトリックに関する説明くらいです。でも、そんな所が今時のハリウッド映画らしい所ですし、話が小気味よく進んでいく所に好感を持ちました。
シャーロック・ホームズ(
公式HP)
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