こんにちは、Ki-Tsu-Neです。
ニューヨークと言えば、グローバル経済を担う世界最大の金融街である「ウォール街」を擁しますが、演劇文化最大の拠点「ブロードウェイ」もまた抱えています。
日本の場合、劇団四季のような例外を除くと、演劇は表現の一手段にとどまり、それでお金をかせぐなどは夢のまた夢です。しかし、ここブロードウェイならば、演劇は「ビジネス」として成り立っています。
この映画は、ブロードウェイでショーが失敗した場合、その興業にからむ金銭への会計監査が緩くなるのを見越せば、スポンサーからの出資金で大儲け出来ると考えたプロデューサー達のお話しです。
このお話し、ブロードウェイで大当たりをした劇を映画化したものです。演劇版は何十回もくり返し観に行く人も出る程のカルトな人気があり、最近では北朝鮮の外務次管も観賞した事が伝えられています(産経記事 アメリカ側からの接待だったそうです)。
簡単にあらすじを書くと・・・。
売れない演劇プロデューサー「マックス」の会計士を務める「レオ」は、「演劇の公演をわざと失敗させれば、お金儲けが出来る」方法を見つけだしました。お金が欲しいマックスと、プロデューサーを夢見るレオは最低な脚本・最低な演出家を探し出し、沢山の出資金を集めました。そして大コケ間違いなしのショーの幕が開きました・・・。
元がミュージカルだからなのか、映画が始まると物語はポンポンと進んで行きます。まあ、馬鹿馬鹿しい話が小ぎみよく続く様は爽快感さえ有ります。資金集めのシーンなどはもう圧巻です。この場面、舞台ならば役者さんがいろいろメークをする所なのでしょうが、この話の場合、大々的なオーディションをしたのでしょうか?気になる方々は実際に確認してみて下さい。
しかし異様な高揚感に包まれながら話が進行して行くのですが、いざ、劇中劇が始まった後は「息切れ」を起こしたようになってしまいます。舞台での演出ならば、こういうやり方で正解なのでしょうが、映像を見せる手段がスクリーンだと言うことを考えると、もっとムチャクチャをして欲しかったように思います。
この映画で、「ユマ・サーマン、でかっ」と思いながら観ていたのですが、後で調べると、彼女は身長が181cm有るそうです。演出じゃ無かったのですね。どうでも良い話ですが。
プロデューサーズ (洋画・コメディー)
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