こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
最近、私のサイトでPalm系の情報を流すときは、決まって
ろくでもない話しか出来ていませんでした。あまりのニュースの無さに、お金は無いけど
EeePCに乗り換えてしまおうかと欲求に駆られた事もありました。けれども、このサイトは腐ってもPalm系サイト(一応自覚しています)あんまり後ろ向きな事ばかり考えてはいけませんね。
そんな中、去年の年末、久々に大物のPalm用アプリケーションがリリースされました。話題が周回遅れなのはご愛敬という事で・・・。
Japonica(
project-enigma)
Palm用ドキュメントリーダです。これはPalmでテキストファイルやPalm専用ファイル形式のDocファイルを読む為のソフトです。
Palmのユーザならばご存知だと思いますが、この種類のソフトは昔から沢山リリースされてきました。そんな中、全く新しくリリースされたJaponica。一体どんな物でしょう?
私がJaponicaのリリースを知ったのと同時期、青空文庫で夢野久作の「ドグラ・マグラ」が公開されたのを知りました(
ニュースソースばGigazine)。私はPalmでこの「ドグラ・マグラ」を読むべく、Japonicaのインストールとドグラ・マグラのDoc化・設定を行いました。
それではJaponicaを使ってみましょう。Japonicaのインストールが終わると、メイン画面にJaponicaのアイコンが表示されます。
Japonicaのアイコン このアイコンをタップしてみると、
ファイル一覧画面です ファイル一覧画面が表示されます。早速「ドグラ・マグラ」のファイルを開いてみましょう。
まあ、文庫本も上下2巻ですから 「ドグラ・マグラ」のファイルが大きすぎて開きません。まあ、ここは気を取り直して、同じ夢野久作の「少女地獄」を開いてみましょう。
開いた所 見た目は他のリーダとあまり変わりません。でも、ここでJaponicaの大きな特徴を紹介します。文章の中で点線のアンダーラインが引かれているところをタップしてみましょう。
読みがなのポップアップ
フリガナがポップアップ表示されます。Japonicaは青空文庫でのルビ表示に対応しています。他のリーダでもルビ表示対応がされているのをよく見かけますが、ルビを表示させる為に行間が大きく空いてしまい、見た目が間延びした感じになってしまいます。でも、Japonicaはルビをポップアップにする事で文章の行間を詰めて表示する事が出来ます。この方が表示される情報量がより多くなりますね。しかも、ポップアップのルビ表示は、読めない文字だけ別に表示するので、読める文字が続く時は余計な情報が入らないので、文章自体に集中する事が出来ます。このあたりは私好みですね。
あと、私が一番気に入った所。文章のスクロールが非常に独特な仕掛けになってしまいます。大抵のリーダは、画面の下半分や、リーダで定義された「次ページ」ボタン等を押すと、一画面毎に次ページが表示されます。
しかし、このJaponicaは、画面をスタイラスでなぞるだけで画面全体が
ズルズル・・・ とスクロールしてゆきます。
これが噂のズルズルスクロール(これでは見にくいか?) 先ほどはスタイラスでなぞると書きましたが、これは指でなぞっても大丈夫です。むしろ、Palmデバイスを片手で握った状態で、親指の腹でなぞるように使うのが一番良いようです。このズルズルスクロール、使いやすさの域を越え、私にはほとんど快感に近いものが有ります。
なお、このJaponica。導入の際はPalm関連の商品等を1000円分購入する「Pay-Palmウエア」というシステムを取っています。Palmコミュニティの灯を絶やさないために、是非とも協力しましょう。
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Japonica をレビューしていただき、ありがとうございます。
ところでサイズ制限なのですが、OS 5 専用とはいえ非力なデバイスもありますので、一応制限をかけてあります。このサイズ制限は、隠し機能によって緩和することができますので、お試しくださいませ。