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ボーン スプレマシー

アクションシーンは丁寧な出来映えです
ストーリの細かい所は考えないように
間違っても原作を先に読んではいけません(この映画は原作とは別物)

前作の「ボーン アイディンティティ」は、ロバート・ラドラムの代表作「暗殺者」を原作にと言うよりは、「頭30ページをモチーフにして話を丁稚上げた」オリジナル作品として仕上がっていました。原作が持っていた「緻密に張り巡らされた罠をくぐり抜けながら、自分の上司であった敵を追いつめていく」という部分は嗚りを潜め、「カーアクションはしっかり撮れてる」「マット・デイモンって体育会系もいけるんだぁ」という感想が残っています。

まあ、原作と比べればスケールは9割ダウンの前作でしたが(原作は映画3本分くらいの密度のある話なので、そのまま映画化した物が見たくなるかも微妙ですが)、それでもアクション娯楽作品としてみれば掘り出し物だとも言えるでしょう。

さて、ボーン スプレマシーです。
先週、オーシャンズ12でちょっと悲しい気分になった事のお口直しです
(こういう時は大体ロクな事が無い)。

前回の事件以降、ゴアに隠れるように住んでいたボーン達。突然の刺客に襲われます。そして、前作で敵から一緒に逃げた自分の恋人を失います。丁度同じ頃、ベルリンではあるCIA工作員とその協力者が殺されます。しかも何者かによってボーンが殺したように見せかけれて。
ボーンはCIAに追われながらも、自分を襲った敵を追っていくのでした。

あらすじ自体は大体こんな所でしょう。しかし、この作品、前作のおさらいをしてから見ないと、どうも訳が解らなくなるようです。私の場合は前作のわき役をかなり忘れていたので、本作の方でよく解らない所が出てしまいました。あ、でも、前作をしっかり覚えていたとしても、ストーリ重視で映画を見る人にとっては不満が出そうです。

※注 ネタばれモードです
年がいった悪い人はボーンに悪事がばれた所であっさり自殺しちゃうし、
悪いロシア人はよく解らん間に逮捕されるし。


正直、話の展開が前作以上に雑だったのが気になりなした。
もっとも、カーアクションや格闘シーンは非常に良く出来ていました。最近のアクション映画は時々CG合成臭さが鼻に付く物も有ることを思うと、丁寧な出来に仕上がっています。それでもKi-Tsu-Neはちょっとだけ寝ちゃったけども・・・。

アクションシーンは良い出来映えです
ボーン・スプレマシー

ボーン スプレマシー(洋画・アクション)
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