こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
今日の夕方、ある家電量販店のソフトウェア売場を歩き回っていたら、黒いビニールのブルゾンを着たお兄さんが、沢山の段ボール詰めの商品が乗った台車を押しつつ、大声で何かを叫びながら売場に入って来ました。
私はその様子に驚きつつ、じっと眺めていました。
すると、急にお兄さんはカウントダウンを始めるではないですか。
10、9、8、7、6・・・
6を切った所で周りの店員さんも続いて
5、4、3・・・
でも、大半のお客さんはその光景を不思議なそうな顔をして見つめていました。
店員さん達がもり上げようとしているのに、将棋の試合で残り時間を読み上げている所と同じ位に冷たいカウントダウンです。
そんな上滑りな空気の中、カウントダウンは進んで行きました。
3、2、1、ゼロ 新しいMAC OSの発売でーす。
えーっと、すみません。別に私はマックが嫌いな訳ではありません。MAC BOOKを見ていると、マックのソフトなんか使う事は無いと解っていても、そのスタイリッシュさのせいで、つい、欲しくなってしまいます。万年金欠病なので買う事はまず無いでしょうが。
店員がいくら努力しても熱気というのにはほど遠い中、購入待ちの列なぞ当然ながら有りません。
先ほどのお兄さんがメガホンを持って、声を張り上げた所で、やっと1本お客さんが買った位です。私はしばらくMAC OS売場の辺りをうろついていましたが、誰も近づこうとしません。OSという製品の性格なのでしょう。購入は様子見の方が多いのでしょうか?
10分くらい経った頃でしょうか、ふと先ほどの売場を見ると、一人のお客さんがじっとパッケージを見つめて立っているでは有りませんか。なにやら考えているようにも見えます。かなり長いことそうしていた次の瞬間。彼はパッケージを手にして、レジの方へ向かっていきました。その時私は、何故かは分かりませんが、なんだかホッとした気分になりました。マッキントッシュなぞ手にした事は全く無いのですが、私はいろいろ古いからそう感じたのかもしれません。
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