寄木細工のぶつかり合い
ハァハァ・・・
今のアメリカ人の気分にマッチしているのかも
こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
この映画は'07年に公開された「トランスフォーマー」の続編です。トランスフォーマーと言えば、地球上の車などに乗り移った異星生命体が、敵の生命体から地球を守るというものでした。元々日本発のアニメーションで、この映画はアメリカからの逆輸入物だといえます。
続編映画なので、おさらいが必要かどうかと言われると・・・、本当は必要な筈ですが、どっちでもいいです。前作からの話なんか気にしてはいけません。おまけに言ってしまうと、話自体は「宇宙から悪い奴等が来たからやっつけろ」なので、話の展開を楽しむ余地は有りません。
映像は、トランスフォーマー達が一瞬の間にロボット体型になったり、車や飛行機になったりで、そういう変身の面白さは有りました。でも、トランスフォーマー同士が戦っているシーンは、車のパーツがぶつかり合っているばかりで、何がなんだか解りにくかったです。
あ~、もう正直な事を書いてしまいます。私にとってはかなり退屈でした。ギャグのポイントはお下劣なのが多いし、戦闘シーンは多分お金がかかっているはずなのに箱根の寄木細工をぶつけ合っているようにしか見えないし。まあ見物と言える所は、カマロのカスタムカー(GM製)とか、F-22ラプター(アメリカのとてつもなく値の張る戦闘機)とか、
今のアメリカでは
ダメダメになっている物達が暴れ回る所でしょうか。
この映画、アメリカではかなりうけているようで、公開からまだ1週間ほどしか経っていませんが、すでに今年度一番の興行高をおさめそうな勢いです。私は前作で十分だと思いましたが、このお下劣さと脳天気さ加減がアメリカ人達の今の気分にマッチしているのでしょう。こういう映画が流行る事を思うと、アメリカはまだ今の社会情勢からは立ち上がれないのだろうなと、ちょっと悲しくなりました。
トランスフォーマー:リベンジ(
公式HP)
トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション(前作のDVDです)
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