こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
ジョーカーといえば、アメリカン・コミック「バットマン」の敵役として有名です。'89年に公開されたティム・バートン監督版「バットマン」では名優ジャック・ニコルソンが憎々しげなジョーカーを怪演していました。
ここで一言。私は今回紹介する「ダークナイト」、最近までバットシリーズの新作だと思っていませんでした。そうです。この「ダークナイト」、'05年に公開されたバットマン・ビギンズ(私のレビューは
ここ)の続編です。
ティム・バートン版のジョーカーは心底からのワルで、自分の快楽のために悪事を働くといったキャラクターでしたが、外見はあくまでもアメ・コミの延長であり、コミカルな部分も多く含んでいました。
「ダークナイト」でのジョーカーも、快楽の為に悪事を働く面では変わりは無いのですが、その彼の心情の奥底には「人間の本性は邪悪なもの」だという強い思いが有り、彼はその思いを証明するために全ての行動を起こしているように見えます。その様は、彼が常に顔に施している白塗りのペイントを含めて異様な不気味さを感じさせます。
今回「ジョーカー」を演じた役者はヒース・レジャーという方です。彼の代表作品で一番有名な物は「
ブロークバック・マウンテン」です。残念ながら私はこの作品は未見なので評価は出来ませんが。他には「
ROCK YOU!」、「
ブラザーズ・グリム(これは物語がひどかった)」が有ります。ROCK YOU!では貴族のスポーツであるはずの馬上槍試合と戦う事になった平民の青年役を好演していました。'80sのロックナンバーが多くかかる事も含めて私のお気に入りの1本です。
残念ながら、ヒース・レジャーは今年(2008年)1月に亡くなってしまいました。しかし、彼の鬼気迫る演技は今後の映画史の中でも長く語り継がれるでしょう。
ダークナイト(
公式HP)
監督: クリストファー・ノーラン
出演 クリスチャン・ベイル/マイケル・ケイン/ヒース・レジャー
アーロン・エッカート /モーガン・フリーマン
2008年8月公開
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みごとな作品でしたね。
ジョーカーの印象が強いです。