こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
サーカスに行ってきました。
サルティンバンコとかキダムとかでは無く、
これに行ってきました。
ハラショー
そう、レトロな薫りが漂う
「ボリショイ・サーカス」です。
ボリショイ・サーカスとは、今でこそ「ロシア」国立ですが、その昔「ソビエト連邦」が健在だった頃から活躍していた長い伝統を持つサーカス団です。
私がボリショイ・サーカスを見るのはこれで3度目です。もっとも、以前見たのは
「ブレジネフ」とか
「アンドロポフ」とかが書記長をやっていた頃でしたが。
会場に入ると・・・。そこにはサーカスには付きものの「円形の舞台」が準備されていました。しかし、共産政権下に有ったボリショイ・サーカスと違い、一つ変わった所が有りました。
サーカスの団員や、動物達との
写真撮影タイムが有った事です。サーカスのピエロや、犬達とか虎と並んで、ポラロイドで記念撮影をしてもらえるのです。かの共産政権が世界の半分を支配していた頃は、サーカス団員達は別世界の人物にさせられていて、こんな風に観客とふれあう場所を用意するなど考えられませんでした。単にサーカスの
台所事情が大変なだけかも知れませんが。
ふと、舞台を見回すと、「熊」がいました。しかも、檻にも入れられず、お客さん達にペタペタと背中を触られながら写真撮影をされていました。さすがに調教師に縄で首を繋がれていましたが、その様子は熊を連れている緊張感は全く有りません。ラブラドールとかセントバーナードのような大型犬を見ているような錯覚に陥ります。いろんな人たちに順々に背中を撫でられながら何回もフラッシュを焚かれていました。
サーカスの開演が近づき、熊も楽屋に戻る時間が来ました。熊は調教師に引っ張られ、二本足歩きで楽屋に帰って行きました。しかし、熊は調教師のおじさんに首ねっこを押さえられ、その様子は、どこかに連れていかれる
よっぱらいのおじさんみたいでした。熊だというのになんとも哀愁が漂っていました。
けれども、この熊さん。サーカスの中休み、そして終演後のふれあいタイムにも出て来ました。熊さん、大活躍です。
外貨を稼ぐ為に沢山の人たちに夢を与える為に一生懸命なのでしょう。
さて、私は熊では無く、虎とふれあって来ました。
実は顔でかい
虎、大きかったですねぇ。頭の大きさだけでも人の三倍くらい有ります。しかも口もそれに合わせて相当に大きい。人の首なんかひとかじりで終わりでしょう。
けれども、この虎。どうも
退屈していたようで。このように寝転がっているのは良いのですが、ほとんど眠りかかっていました。さすがに記念撮影をしている最中に眠られるのは具合が悪いのか、時々調教師が虎の目の前に切り身の肉をちらつかせていました。その肉に向かって虎が
ネコパンチをするのを見ていると、「虎もやっぱり
ネコの仲間なのだな」と妙に納得してしまいました。
写真撮影が禁止だったので、サーカスの様子は載せる事は出来ませんが、やっぱりサーカスは面白い。サーカスの花形である「空中ブランコ」や「猛獣使い」はもちろん。本当は地味なジャグラーなども大いに楽しみ、上演時間中は、まさに夢の二時間でした。