こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。
今日、阪急・梅田駅に行ってみると、1番線の辺りに沢山の人がたむろしていました。私は不思議に思い、人だかりに近づいてみると、みな一様にカメラを持って電車の先頭を撮っていました。
電車の先頭にはよく見ると「6350ありがとう」と書かれたヘッドマークが付いていました。
阪急京都線の6300系と言えば、マルーンカラーが伝統の阪急電車でも、一番の花形車両です。
登場は1975年。当所は通勤車両でも乗り心地を確保するために、車両の横幅をホームに入るぎりぎりの所まで大きく取り、車内はクロスシートと呼ばれる2人がけの座席を大量に確保していました。さらに座席を多く確保するためでしょうか、他の電鉄会社なら3枚4枚の所、乗降扉をあえて2枚にしていました。
この6300系の投入当初は、その運用方法(大阪の梅田・十三を出たら、京都・大宮までノンストップ 後は烏丸・河原町だけ!)も含め「高速・快適」な旅を提供していました。
しかし、時は流れ、阪急京都線との競合路線・JRの「新快速」の成功。そして、京都・大阪間のベッドタウン化による停車駅の増大により(昼間の特急は、4~5年前の急行と同じくらい停車しています)、乗心地はともかく、特に朝のラッシュ時では運用のやりにくい車両となってしまいました。
ここ近年、阪急京都線では3枚扉の特急用新型車両が順次投入され、6300系の運用本数は減っていきました。そして、今月(2010年2月)末をもって、6300系は引退を迎えるわけです。
そんな訳で、私も6300系車両の勇姿を写真に収めて参りました(ただの野次馬根性)。
1280×1024ピクセルサイズなので、良ければ壁紙にでもして下さい。